「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ作品で劇場公開版の第3弾にあたる「ヤマトよ永遠に」。

もうBlu-ray Disc(BD、ブルーレイ)の予約が始まっていたんですね。
今まではDVDが出ましたが今度はBlu-Ray化される事なので綺麗な映像を見る楽しみが湧いてきます。

特典が好きなのでヤマトクルー限定版の方を予約したのは、プレスキットファイルが付いてくる事ですね。
根っからのヤマトファンなら欲しがる特典である事には間違いないと言える。
宣伝ポスターを始め、チケット、新聞広告などが載っているから当時の懐かしみを覚える。

もちろん、このBDの為の収納BOXもヤマトクルーにて販売されます。

「ヤマトよ永遠に」のストーリー設定は松本零士氏の貢献もあっただろう。
彼の考えた事は、最初に「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」の後の物語として300年未来の宇宙戦艦ヤマト物語を出す予定だった。
これが後の松本氏の漫画「新・宇宙戦艦ヤマト」が連載されたが挫折してしまっている。

「宇宙戦艦ヤマト2」では「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」では死んでいく若者を描く事と対称的に松本零士氏中心で生きて帰る設定となった事からパラレルワールドは生まれたものの、西崎義展プロデューサーは「宇宙戦艦ヤマト2」の続きとなった「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」の後の物語として「ヤマトよ永遠に」を製作し終わらせる予定だった。

終わらせる意味でタイトルがこのように「ヤマトよ永遠に」(えいえんにではなく とわにと呼ぶ)となっている。

ストーリー設定の中で彼の過去作品では機械化と言うテーマが多かった事から機械化されたとかなんらか松本氏の過去作品とタブる事が多かったらしく西崎氏は気にくわなかったそうだ。

300年未来の物語としては松本零士版漫画「新・宇宙戦艦ヤマト」が制作されたが、西崎義展版OVA版アニメーション「YAMATO2520」が制作されてる。

人間が機械化するのでは、「愛のテーマ」を大切に訴えてきた西崎義展プロデューサーから愛がないからダメだと。
それで完全拒否はせず、松本氏に配慮して一部の地球艦隊を無人化艦隊と設定したのである。

それから古代守(宇宙戦艦ヤマト2199では逝ってる)、娘のサーシャ(初作のサーシャと同じ名前である同本人ではない。)も出てくるがここで古代守が戦死する設定になるし、おまけにサーシャもラストで逝ってしまう。

このあたりで多くのファンが激怒してしまっている。
(300年先の話だから2200年代では死んじゃってもおかしくないかと言う判断からだと思う。)

私も死なせないで欲しいと思っていた。
もうイスカンダル人は全滅してしまったとがっかりしました。

もし宇宙戦艦ヤマト2199の続編が製作されるなら死なせないで欲しいと願う。

ガミラス人、イスカンダル人等ヤマトと関わった人類は皆平和であって欲しい。
それこそが宇宙の平和を表現できるものだと私は思う。

「ヤマトよ永遠に」の最大の話題はワープ・ディメンション方式でした。

映像のビスタサイズからシネマスコープサイズに変わる事。
公開まで完全秘密とされていたから気になっていました。

TVやビデオではわからないけど実感できるのが劇場での鑑賞だけ。
途中で劇場スクリーンの左右にあるカーテンが移動する。
なんだ?と思ったら、うほほ!と驚く。
暗黒銀河を抜けるとそこには未知の白色銀河が広がっていたというタイミングで、横幅が広がり、音声もモノラルから4チャンネルステレオ音声に変わる。

そこで西崎氏はインパクトを与えたかっただろう。「じゃーん!」と音楽共に。
美しい美術背景を映画スクリーンとして眺めていた自分としてはうれしくて感激した思い出がある。

この作品は「愛する事は信じ合う事」という愛のテーマのひとつですね。
信じ合い、そして裏切ってはいけない。
これが大切でしょう。

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