宇宙戦艦ヤマトのSF設定などに関わった豊田有恒が手掛けた「宇宙戦艦ヤマトの真実」と言う書籍が届きました。
彼がSF設定じゃなくて宇宙戦艦ヤマトのSF原案だったんですね。
内容をよく読んでいると他のアニメなどに関わった事はもちろん、宇宙戦艦ヤマトの制作話がたっぷりと詰め込まれているのだ。
それに当時の西崎Pの事も経験したことを含めて記されていました。
前に出ていた書籍「西崎義展の狂気」は彼を恨むような内容もあったせいかいい本ではなかった印象が残る。
それに比べてこちらの著者:豊田有恒氏の書籍の方がなんとなく和やかな気がする。
西崎氏の術にはまったという事も書いてあり西崎氏はすごい人だったと考えられる。
お金を管理する弁護士が常に彼のそばにマネージャーとしてついていたら会社は倒産を逃れたのかもしれません。
出渕裕はやはりメカ設定の方が合う。
他にも色々面白い経験話が沢山出ているのでゆっくり読めるし何度も読み直したくなる。
宇宙戦艦ヤマトを手掛けた西崎Pがいなかったら、今のアニメだけでなくガンダムも生まれなかっただろう。
あのガンダムの原作者も宇宙戦艦ヤマトの制作に関わった経歴を持っているし彼とのけんかもなければガンダムを作る事はなかったと思います。
すべては宇宙戦艦ヤマトから始まったとも言える部分もありますね。
どのようにして宇宙戦艦ヤマトを作ってきたか、継続して宇宙戦艦ヤマト完結編まで作り続けたか細かく記されているのはこの書籍だけだろう。
白色彗星も元は白色矮星だったとか。
次元戦宙艇はUボートがヒントだったり松本零士が戦艦武蔵の設計図(本物だそう)を持っているとか。
西崎Pは元々音楽プロデューサーでしたが、映像や制作だけでなく宣伝なども色々手がけたり制作スタッフをうまい事使って多くのすばらしい作品を作ってきた。
お金の面を除けば、彼の努力の総結集が宇宙戦艦ヤマトシリーズ作品だったであろうと思います。
彼がいなければ宇宙戦艦ヤマトは生まれなかったと思える。
価格が\780円なので一度は読んでみるとよい。
でも100%そうとは思えないですしかなり昔の事なのではっきり覚えているかはあいまいな点もありそう。
「今語るべき宇宙戦艦ヤマト」と言う書籍があるがあれは各作品ごとの資料などを集めて出来た書籍なので表に過ぎないと感じる。
やっぱり宇宙戦艦ヤマト制作に関わった経験を持ち、西崎氏を恨まないスタッフによって著した書籍が一番真実を語ってくれると期待したい。
山本暎一氏、舛田 利雄氏、石黒昇氏、高橋信也氏、白土武氏など多くのスタッフによって著した書籍を出してほしいですね。
松本零士の画が帯になっているのは、豊田有恒氏と松本零士氏とは仲がよかった証ですね。
最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。
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