今まで見てきた「宇宙戦艦ヤマト」リメイク作品である「宇宙戦艦ヤマト2199」から「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」。
どれもこれも話数があり、TVシリーズのような形になっている。
でも劇場版ではない。
皆に観てもらえる場所としたら映画館しかないから劇場上映と言う形をとっている。
配信では契約した方しか見れないので限定的となってしまう。


「宇宙戦艦ヤマト2199」は全26話、オリジナルの宇宙戦艦ヤマトパート1TVシリーズを元にリメイクした作品。
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」は土方艦長がヤマト艦長席にて絶命することから、「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」を全26話からなるTVシリーズとしてリメイクした作品。
「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」は「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」を全8話からなるTVシリーズとしてリメイクした作品。
「ヤマトよ永遠に REBEL3199」は「ヤマトよ永遠に」だけではTVシリーズとして全26話になるのが出来ないのが今の脚本担当の努力不足であることから、「宇宙戦艦ヤマトⅢ」の要素を足してリメイクすることになる、つまりデスラー総統を出す事で利益を確保しようとする作品だと思っている。

どんなに戦争をやめても武器使用を止めても敵による侵略や攻撃がなくならない限り、地球を守ることが出来ない。
波動砲を蓋することで地球が守れなくなることから、この点だけは改善してほしかったと思う。
スターシャに波動砲を封したらどうやって地球を守れるのか、問い詰めるシーンが欲しかった。
それに「宇宙戦艦ヤマト2199」にガトランティスを出してしまった為、波動砲を封するのは誤りであることに気づかなければならなくなった。
そこからリメイク作品の狂いが始まった。

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」は「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」をベースにしたような形ですが、西崎氏による特攻、メインクルーは生きて帰すという条件が出されたなら、「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」でなく生還出来た「宇宙戦艦ヤマト2」のリメイク作品を作ればよかったのではないでしょうか。
「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」は古代進と森雪共にヤマトがテレサと敵に特攻して消える作品なのだ。
古代進と森雪を無理して生き返らせるのだから、変な形になってしまった。
そのせいか、ある事件では「生き返ると思った」とか犯人が供述している話を聞くようになった。
命の大切さを訴えたいなら、生き返るとかいうものをやっちゃいかんのだ。
宇宙戦艦ヤマト2202脚本スタッフは触れてはならないタブーに触れてしまった。

「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」でも後章で気まずい印象になってしまっている。
古代進も森雪も軍人でありヤマト戦士なのだから、森雪に怒られるや、古代はウジウジしてしまうわ、そのような人が宇宙戦艦ヤマトに乗ってはいけないのだ。
戦闘中では、情けに流れない、勝ち取るために任務をしっかり果たす、それが宇宙戦艦ヤマトに乗り込むことが出来る条件だろう。
土門が艦長に銃を向ける。スターシャは人間でなくデータ化されていた。
これが後章の評価を下げる原因になったのではないかと思う。
こんなのでは、航空自衛隊の宇宙隊の目標はどこに向けばいいのか、分からなくなってしまう。
自衛隊がいつも演奏している曲のひとつが「宇宙戦艦ヤマト」であることにスタッフは気付いてほしい。
土門の行動は、現実にあった自衛隊での事件を起こしてしまったようなものだ。
宇宙戦艦ヤマト2205脚本スタッフは二度とタブーに触れてしまったと思う。
そんなにスターシャが嫌いなのか?

それに気づいたスポンサーや関係者も離れ始めるだろう。
3度目も何かやらかすだろうなと。
命、絆、愛、信頼、成長などが今後でも必要なテーマである。

長くなってしまったがここまでにします。


それではこれにて、最後までご覧いただき まことにありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

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