大人でも楽しめるアニメーションの先駆けとなった「宇宙戦艦ヤマト」。
この作品の生みの親でもある故西崎義展氏。

彼の生きざまなどを詰め込んだ書籍が発売されました。
彼の事を知りたい、知らない方にもお勧めできる書籍です。

「宇宙戦艦ヤマトをつくった男 西崎義展の狂気」

価格は\1,500円+Tax、全350ページ位はありました。

手塚治虫氏の会社の子会社に現れるところから始まり、あれこれバタバタしていながらも賢い商売をしてきた。
営業部ならこんな男を使いたくなるのは事実でしょう。(仕事ぶりだけを見れば)

営業の仕方をうまくこなし、権利を買ったりグッズのアイデアも考えたり。
潰れかかった会社を見事立ち直らせた。

色々な人との付き合いも多く、NHK定期演奏会にも足を運んでいた事で音楽に対するこだわりも身につけてきた。
定番の製作会議とかしてスタッフと衝突したり、配給は自己出資だったり。

元々「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」が特攻になった理由とか、スポンサーの力、プロデューサーとしての悩みなども。

意外な事に完結編のラストのラブシーンがカットされた事も記されている。
公開初日にスタッフに各映画館を回ってラブシーンをフィルムカットして来いって・・・。

資金面の管理ももっと厳しくしていたら変わっていたのかもしれない。
製作話の他、彼を見た方の思った事など沢山書かれており彼の人柄が分かる。

西崎彰司はどういう人物だったかなども記されています。
ファンには優しかったり印象に残るお方でしたね。

最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。

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