映画「ゴジラ/GODZILLA」の公開初日にて鑑賞してきたことは前の記事にてアップ済です。

最初に3D吹替版、続けて2D字幕版を観てきました。
チケットがありましたのでアップしておきます。

続けて観たと分かりますね。

この先はネタバレありの記事になりますのでまだ観てない方は鑑賞後に読んだ方が幸いかと思いますので、ご注意くださいませ。

10年ぶりに戻ってきてくれたゴジラ。
大きなスクリーンにてゴジラとの再会はうれしく思いますし懐かしさを覚えるでしょう。

この作品の監督はかなりのゴジラファンだったということから、宇宙戦艦ヤマト2199のようにファンだった方が製作するといまいちになるんじゃないかと心配していました。

それをギャレス・エドワーズ監督は見事裏切ってくれました。

最初のハリウッド版第1弾だったゴジラ(ローランド・エメリッヒ監督)のようにがっかりすることはなく、ゴジラ初作に忠実になったかのような雰囲気で東宝も認めています。

ストーリーはこのようだったかなと思います。

昔、炭鉱の崩落現場を訪ねた芹沢猪四郎博士(渡辺謙)が出てくるが、博士の名前が初作ゴジラの監督さんの名前と一緒になっている。
監督が初作を尊敬しているのがわかる。

巨大な骨のそばに寄生していた繭が見つかっており一つが海の方へと向かって行ったが、その先は日本の原電所だった。
そこでジョーは勤めながら原因不明の電磁波と地震を調査する共に、妻と仲間たちを現場へ向かわせる。

異常が起きると、妻の避難が間に合わないが国民の事を考慮して防護壁を閉めてしまった。

15年後、軍から帰宅したジョーの息子であるフォードは、日本で父であるジョーが捕まったことで迎えに行く。

アメリカへ帰宅する前にジョーの説得を受けてフォードはジョーと共に原電付近の立ち入り禁止地域に向かうが、パトロールしていた警官につかまりある施設へ連れて行かれる。

そこで見たのは、巨大な繭だった。
鼓動が動いているのがわかる。

トラブルに見舞われる前に繭を電気で殺そうとすると、巨大生物が生まれ、電磁波を発して飛んで行ってしまう。

芹沢氏らは、ジョーを失ったフォード共にアメリカの海軍空母に乗り、追跡を続けた。
船内で話し合いがあり、芹沢氏から説明により、昔生存して姿を消した別の巨大生物の名を「ゴジラ」と呼んだ。

繭から生まれた生物はムートーと名付けられ、放射能を餌にして探している。
最近原子力潜水艦を襲い、ハワイにて山の方へ上陸していた。

その頃、海の方からもう一匹の生物が向かってくる。
それはゴジラだった。

ゴジラは放射能を食べるかと思ったら、満杯みたい。(お腹いっぱいらしい)
放射能を餌とするムートーと戦いを始めた。

夜が明けると二人の姿はいなくなっていた。

アメリカのある放射性廃棄処理物保管場にてもう一つの繭を保管していたが、それは孵っており、メスのムートーになりラスベガスを襲っていた。

ゴジラが海を泳いでいるのを見つけたアメリカ空母は追跡を続ける。

ムートー達は繁殖の為に出会うし、ゴジラもそこへ向かうと分かると場所はサンフランシスコ。
空母の提督は怪獣三匹を滅ぼすために、芹沢博士の反対を退けて核爆弾を使おうとする。

列車で2個の爆弾を運送中、1個はメスのムートーに奪われて飲み込まれる。
爆破作動は入ってなかったみたいですが。

もう一個は舟で運べたものの、オスのムートーに奪われ、メスに引き渡されると、卵のあるところにつけられてしまう。
そして巣をつくり、産卵する。(やばいなと思いましたね。)

上陸してきたゴジラは、ムートー達がいるところに向かう。
上空から海兵隊員たちは核爆弾を奪い返すために、ジャンプして巣の近くまで降りて行く。

ゴジラはムートー2体と苦戦する。
一発、放射熱線をメスに浴びせる。(すごかったし、ワクワクできました。)

海兵隊員たちは卵が絡んだ爆弾の外郭の中から爆弾を取り出し運び出す。
残ったフォードはそばにあった給油管を開けて、ろうそく?を立てて逃げる。

巣が爆発すると、メスは戦いをやめて巣をチェックするが、爆弾がなくなってる事でそばにいる隊員たちを探す。

その間でゴジラは、飛んでくるオスのムートーをしっぽを使って、空手の回り蹴り技を使って倒す。(やるなと思った。^^)
ビルが崩れてゴジラも倒れる。

そのゴジラの目はフォードを見つめている。

いろいろな解釈が生まれそうですが、「フォード、お前がやり遂げそうとするなら、このゴジラがムートーを倒すぞ」とか「お前をかばってやるぞ」とかいろいろ伝わってくる。

フォードたちは核爆弾を舟まで運び、逃げようとするが、ムートーの電磁波攻撃で船のエンジンが停止してしまう。
ムートーが爆弾を奪おうとしたとき、ゴジラが横から現れ、口をこじ開けてもう一発!放射熱線を浴びせて、ムートーの首を焦がしながら焼き付けて切断する。

敵がもういないと確認できたゴジラは、舟の中にうずまってるフォードが倒れるように合わせて町の中でうつぶせに倒れる。
意識が通じているのか。

フォード(疲れた・・・任務を果たせた)
ゴジラ(疲れた・・・・休もう)^^

フォードは爆破する前に救助隊に救われた。

沖で核爆弾が爆発。

それからスタジアムが避難場になっている中で、フォードは家族と再会。

息絶えたかのように白っぽくなったゴジラは、目を覚まし海の方へ向かう。

「ゴジラ、彼は救世主なのか」

海岸で咆哮をあげて、海へ泳いで去っていく。

そんな流れだったかな。

監督は言ってた。
「この映画は怪獣映画ではない。パニック映画である。」

怪獣映画にしてしまうと、子供向けになってしまい、うさん臭くなるからだ。

ゴジラのシーンが少ない、放射熱線の力が足りないという方もいうけれど、監督は日本のゴジラの大ファンであるので、日本ゴジラより一歩下がっての気持ちだったと思います。

日本のゴジラは世界一だと考えて、今のゴジラは初めての戦いという位置づけとか考えていたのではないでしょうか。

博士(渡辺謙さん)が言ったように、ゴジラは自然の調和の対象であるべきもの。

人間のエゴから生まれた日本のゴジラを今のムートーに例えたのだろうと思います。
ムートーが今のゴジラに寄生している事は人間はいつでも正しいとは限らない。

時には人は誤った事もすることもある意味合いもあるんじゃないかなと思ったりします。

自然を破壊する放射能を探して食べて散りばめて、人間の存在を驚かすムートーに対して、自然に平和を、人間に平和をと落ち着かせようとする今のゴジラが自然の調和の源として出てくるイメージは、今までの日本のゴジラにはなかったことでしょう。

ゴジラが海へ向かって帰る姿は、人間に平穏を与えてくれて、うれしいような気持ちが湧いてきますね。

沖へ向かって、爆発したところの放射能をゴジラが食いまくって姿を消す解釈もいいことですし、まるでゴジラは放射能の掃除屋みたいな存在でもあったのかもしれません。

ギャレス・エドワーズ監督、いいものを作ってくれた。
ありがとう!

すでにこのゴジラの続編も製作が決まっている。
次はどんな敵怪獣が現れるのかわからない。

最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。

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