昭和二十年三月に東京大空襲があった。この作戦を考えたのはアメリカの第二〇空軍司令官カーチス・ルメイ少将だった。
それなのに昭和三十九年に日本政府は「勲一等旭日大綬章」を彼に贈ったという。
決定したのは第一次佐藤栄作内閣で、推薦したのは今の小泉純一郎(元首相であり存命中)の父である小泉純也氏、外務大臣推名悦三郎氏。
考えられない事ですね。
アメリカは日本の激しい抵抗を見て過大評価につながって日本の力を誤解するようになった。
きっかけは硫黄島ですね。映画を観れば分かると思う。
万が一賠償金代わりに戦艦大和を取り上げられるようなことになったら海軍の面目が立たない。
陛下から水上部隊はどうしているかをたずねられた時、軍令部総長の及川古志郎大将はもちろん出しますと答えた為、連合艦隊の参謀長が留守だったにも関わらず、戦艦大和特攻が決まったそうだ。
軽巡洋艦矢矧と駆逐艦冬月(ふゆづき)、涼月(すずつき)、朝霜(あさしも)、初霜(はつしも)、霞(かすみ)、磯風(いそかぜ)、雪風(ゆきかぜ)、浜風(はまか)を引き連れて戦艦大和は出撃。
燃料が片道では死ねと言っているようなものだからほぼ満タンに。
乗組員の死出の門出を飾るには、腹いっぱいにするために食糧も沢山積んでいた。
戦闘中、戦艦大和が船体が斜めになり、他の艦でも4隻しかいなくなったところ、伊藤艦長が「作戦中止命令」を出して、総員退艦を命じて、伊藤は長官室で内鍵をかけて大和と運命を共にすることになる。
アニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の古代進が彼と重なって見えるね。
レイテ沖で大和の砲撃を実際に見た事があるアメリカ軍人でクリフトン・スプレイグ提督さんからの話によれば、着弾の色が違うと。
長門は赤色、大和は青色だったと。(宇宙戦艦ヤマトも主砲は青系だったね。)
しかしどれも当たらなかったという。
もっと以前に訓練を積んでいれば、装甲がほとんどない商船を改造した護送空母に当たっていれば、一発でイチコロだっただろうな。
巡洋艦の二〇戦地砲弾だけが米空母に当たったというので、訓練は大切ですね。
今の海上自衛隊も「海上における射撃訓練等の実施予定について」をサイトにアップして訓練を続けています。
アメリカの護衛戦艦部隊の司令長官が、最後の合戦位戦艦同士で撃ち合いたいと申し出た事もある。
アイオワやミズーリといった戦艦部隊が九州沖に向かうが、残念ながら飛行機部隊が待ちきれずに戦艦大和などを攻撃してしまい、間に合わなかった。
幻の戦艦同士の戦闘になっちゃったなあ。
もし本当に戦艦同士の決戦が起きたら、近くで撮れた戦艦大和の主砲発射の様子などの写真やビデオ映像が残っていたかもしれませんね。
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