日本のアニメーション、以前はテレビまんがはこのように実物のセル画を撮影して動きを入れていったんですね。
この動画を見れば、どれだけ苦労したか分かると思います。

背景を置いて向こうの方から手前の順にレイヤーごと分かれて置いているのがセル画。

絵コンテから起こして設定レイアウトを作って、その中に入る動く対象物やあまり動かない椅子などの原画を書き、その間に動画を書き加えていく。

原画、動画1枚1枚をコピーしてセル画に焼くと、鉛筆で書いたラインがセル画に写る。
反対側を塗料で塗るけど、目の瞳の点々は表側に書くこともある。

バックライトとか当てる必要がある場合は、光が透けないようにセル画の裏面でカラー塗料を塗ってからその上に黒い塗料を盛って塗ることがある。
他にも色々あるんだけど。

撮影となると何回もセル画、シーンによっては背景画も取り換えては撮影する作業の繰り返し。
この動画でも3秒だけで約15分近くかかる。

今はデジタルで作画をして、原画と動画をつないで動きを確認してから、色入れ担当にデータを渡すんですよね。

セル画を使わなくてもモデラーの方は模型を持っているんじゃないですか。
それをカメラと模型の距離、向きを計算してずらしながら1コマずつ撮って、再生ツールに入れてみると動いているように見えると思います。
【エヴァ】実物のセル画を使ってアニメを撮影しました/アニヲタ榊原社長

松本零士先生も撮影機を所有していたけどね。



それではこれにて、最後までご覧いただき まことにありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

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