「宇宙戦艦ヤマト復活篇 ディレクターズカット版(DC版)」は2012年1月28日より劇場公開されました。

劇場公開で観に行かれた方、2009年公開版の「宇宙戦艦ヤマト復活篇」を観に行かれた方、「宇宙戦艦ヤマト2199」は見たけど初めて見る方など多かったと思います。
宇宙戦艦ヤマト2199劇場公開数か月前の頃でした。
この頃では宇宙戦艦ヤマトファンにとっては嬉しい時期だったでしょう。

殆どシーンカットが多すぎたそうでした。
追加シーンもあったけどTV放送向けに編集されてるなと思いましたが、やっぱり西崎義展プロデューサーが手掛けたオリジナル版(2009年公開版)がまともです。

宇宙戦艦ヤマト2199を観た後、この作品を見るとなんだか古臭くなってしまったのは残念です。
効果音とかは良くてもどこかでイメージダウンが出ている印象が・・・避けられません。
副監督でも力を発揮できなかったのは残念でした。

まずキャラデザインがダメ、「宇宙戦艦ヤマト復活篇」2009年の頃の公開でも同じである事には変わりがない。
なぜキャラデザインがああなってしまったのかと言うと、当時の作画監督は「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」の作画監督だった湖川友謙さんでした。

話を聞いたところによると、「宇宙戦艦ヤマト完結編」の続きという事で、松本零士よりのキャラデザインを手掛けていましたが、西崎義展プロデューサーにより却下されてしまったそうです。
それで塀の中にいたとき見つけた国友やすゆき氏の漫画を採用した為あんなキャラデザインになってしまった事です。

それにのっぺりとした感じになった画は海外のスタジオに下請けとして依頼したのが痛かったそうだ。
エンドロールを見れば海外の方の名前が多いのに気が付くと思います。

西崎プロデューサーはもう高年齢なので、自分なりと頑固になってしまったのもありますが、彼に縛られたデザインだった事でしょう。
宇宙戦艦ヤマト2199では彼がいなかったので少しまともになりましたが。

でも2009年公開の時と比べて音響効果やシーンのつながりは良くなったものの、OPでのアルフィーの歌もなくなったのもよかったけど映画らしくならなかったのが痛かった。
TV版と映画版とは作る内容や流れ、テーマの伝え方等が違いますから。

来年2014年「宇宙戦艦ヤマト2199」新作劇場版はうまく行くかは公開してみないと何も始まらない。
まあ、宇宙戦艦ヤマト復活篇ディレクターズカット版もTV放映されて良かったと思いますね。

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