2023年7月に劇場上映された宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」。
この作品のBlu-ray Disc/DVDが発売され、今日入手出来ました。
映画館で鑑賞した時は、なかなか意味が分からず解釈のしようがなかった。
再度Blu-ray Discソフトを再生して、漢字の確認の為に字幕もONにして鑑賞してみました。
ゆっくり鑑賞していると複雑な事も多く、正解かは分からないけど色々な解釈がどんどん出てきます。
母親をなくし、生活のために支えてくれる父親のおかげで生きているが、弱気になっているような主人公が、今のつらい時代を生きている人々の例えかなと思います。
今のニュースを見ていると、辛い思いをされている人が多くなったように感じます。
母親を亡くされ、父と新しい住処で母親の妹だった新しい母親となる女性と暮らすことになる。
落ちてきたものが塔になり、アオサギに案内されて、元の母親だった女の子、7人の守り神と言えるようなおばあちゃんたちの1人であるキリコ、大叔父に出会い、自分で悩んでいる心から解き放って生きるための心や知恵を見つけていくような物語だったと思います。
劇中に出てくるように、「君たちはどう生きるか」と言う原作となるものが実際に存在していました。
それを読むことでひらめきなどが出てきて監督は今回の作品を作ったと思います。
心が洗われたという面も宮崎監督と主人公と重なって見えたのかもしれません。
主人公を一生懸命に支えた新しい母親になじめなくて好きになれない、生活のために仕事をしてきた父親の存在、屋敷に長く住んできたおばあちゃんたち。
彼らがいなかったらどうするつもりだったのか。
それを教えてくれたのだと思います。
大叔父が出てくるけど、多忙だった父親の代わりに人生の相談をしてくれる存在でもあると思います。
石の世界や積み木の事を話されるけど、人間の欲にまみれた世界を言っているのだと思う。
13個と言えば、宮崎駿監督作品も13作あるよね。
ルパン三世 カリオストロの城
未来少年コナン 巨大機ギガントの復活
風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
となりのトトロ
魔女の宅急便
紅の豚
On Your Mark〜ジブリ実験劇場
もののけ姫
千と千尋の神隠し
ハウルの動く城
崖の上のポニョ
風立ちぬ
積み木で悪意のない綺麗な積み木だと言えばこの13作品ともいえる。
この作品を悪用せずに、未来永劫守って行く存在が欲しいと宮崎駿監督が伝えたかったかもしれない。
つまり後を引き継ぐのは血縁者しか引き継げないと訴えている。
つまり血縁者あるものが13作品の続編を作って欲しくない面もあると言える。
「風の谷のナウシカ」の続編もあのアニメ監督には作らせたくない思いもあったのだろう。
自分が制作したものを身内以外に著作権管理なども含めて委ねるのはいい気持ちではないのと同じ。
委ねた結果が世界観が変わってしまったあの映画「スター・ウォーズ」の二の舞になってしまうわけ。
苦肉の策、養子でも迎えて著作権管理されている作品の一つがアニメ「宇宙戦艦ヤマト」だった。
養子は養子でも血縁者ではないからこのような結果になっているのを宮崎駿監督は分かっていたと思う。
しかし主人公は大叔父から引き継げず、現在に戻った。
今の宮崎駿監督の現状かなと思うし、今の吾郎監督でも13作の著作権管理も引き継がないみたい。
本当はジブリに作品を管理されるよりは、血縁者に著作権管理してほしかったのだと思います。
良い例がアニメ「銀河鉄道999」や「キャプテンハーロック」を描いてきた原作、松本零士先生ですね。
この作品は娘さんが零時社を建てて著作権管理されている。
「マジンガーZ」などは永井豪の兄弟が管理しているね。
すごくしっかりしたケースに納まっていました。
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