先日届いていた「宇宙戦艦ヤマト2 《冒険王 オリジナル》 復刻決定版 上」の巻末資料に載っていたストーリープロットを読むと、当時の松本零士氏が執筆した3編のプロットはすごかったと思う。
読めばスケールが圧倒的に大きいと言える。

宇宙戦艦ヤマト2としては生還篇となるが、内容が細かく詰まっていて宇宙戦艦ヤマト2だけでは収まらず、後の「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」、「ヤマトよ永遠に」、「宇宙戦艦ヤマトIII」、「宇宙戦艦ヤマト完結編」と分けて制作出来たようなものになっている。

1つ目は土方艦長がアンドロメダ艦長に就任する「宇宙戦艦ヤマト2」でした。

2つ目では地球艦隊とガトランティス艦隊の間にデスラー総統率いるガミラス艦隊が割り込む。
都市帝国上部攻撃で気を取らせて、瞬間物質移送機でドリルミサイルを都市帝国の高炉に打ち込む。
超巨大戦艦が現れ、地球を大巨砲で撃とうとしたところをデスラー艦が突っ込む。(ヤマト新たなる旅立ちの再現ですね。)
テレサの乗るテレザリアムが超巨大戦艦の艦橋に乗り込んだところをヤマト波動砲とデスラー砲でとどめを刺すものだった。

三つめのプロットでは白色彗星の中心核を撃とうとしたところをガトランティス艦載機の奇襲により集約波動砲が撃てなくなった。(これってヤマト2202の第五章のラストみたいですね。)
森雪が甲板へ出て第1主砲の前にあるドームにて切断されたケーブルを体につないで任務を果たし自爆するシーンはヤマトIIIのラストの土門竜介が死ぬシーンの元だった。
そこで波動砲を撃てばヤマトは今後打てなくなるのはヤマト復活篇のラストシーン、真っ二つになるのはヤマト完結編のヤマトの最後シーンの元となる。
ヤマトの自動航行では誤差が縣念されるため古代が残るが真田が残るというのもヤマト完結編のシーンの元になっていた。

割り込んできたのはアナライザーであり、彼がヤマトに残る事になる。
真田さんに「地球が平和になったらまた私を作ってくれるか」と言う。
真田さんが「作ってやるとも。私は地球一のエンジニアだからな。」とかこの感動あるシーンもあった。(これはオリジナル作品(ヤマト復活篇の続編作品)で使ってほしいが。)

宇宙戦艦ヤマト復活篇の初期企画書の宇宙地図にもそのようなものが少し書いてあったと思うが、アンドロメダ銀河にある敵の本拠地にはガトランティスの母星であるイルミダス本星があるという。
イルミダスって映画「わが青春のアルカディア」でのキャプテンハーロックの敵なんですね。
本星を防衛する衛星の一つが白色彗星帝国の都市帝国だったし他の衛星も都市帝国と同じものになっていて元々9つの衛星が本星を守っていたという。
それが宇宙戦艦ヤマト復活篇の続編での敵になるだろう。

この設定資料やストーリープロットを載せてくれた「宇宙戦艦ヤマト2(冒険王オリジナル)復刻決定版 上」を発行してくれた復刊ドットコムさんに感謝したいなと思っています。

宇宙戦艦ヤマト2199、宇宙戦艦ヤマト2202は、宇宙戦艦ヤマト復活篇および復活篇の続編作品には絶対につなげないでほしいですね。

復活篇続編2作では、ヤマトがボロボロになるがイスカンダルへの旅から付き合ってくれたアナライザーと真田さんとのお別れも涙を誘ってくれると思う。
意思を移設した新アナライザーが製造され、真田さんと再会し森雪のスカートめくりをやり、新宇宙戦艦ヤマトの設計図を披露してくれるかなと思う。
ヤマト2202では赤のアナライザーが壊れて銀河に黒のアナライザーが乗るのかなとおもったり。

敵の本拠地では、ヤマトだけでなくヤマトと戦った敵が味方となり応援に駆けつけてくれるとか、森雪を見つけたデスラー総統が彼女の話を聞きデスラー艦をヤマトにそっくりの宇宙戦艦ムサシとして建造してかけつけてくれるのもいい。(艦橋内部はガミラスのインテリアですが。)

最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。

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