劇場公開された時は気になっていましたがどうしても観たかった劇場作品。

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

価格もお手頃だったので早速購入しました。

昔フルCG作品でブームを呼んだと言われる「アバター」をご存知の方は多いと思います。
「アバター」「ターミネーター」「エイリアン2」などの監督だったジェームス・キャメロンも絶賛していました。

映像が物凄く綺麗でした。
荒海の状況、トラの動き、鋭い目を持ったトラの顔、夜の海では光るクラゲの大群、美しい空、風景などが出て来ます。

まるでファンタジーそのものですね。

大型画面で観た方が似合う作品でもありました。
とても圧倒的でしたし映像の美しさは「アバター」以来でしょう。

インド人が思い出を語る所から始まる。
インド人家族が動物園閉鎖に伴いカナダへ移る為にフェリーに乗り旅をするわけですが、フェリーに乗る前まではインドの宗教観が出ていて興味がない方にはつまらない感じかもしれません。

面白くなるのはフェリーでの旅で嵐にあったところからである。
嵐に飲まれて家族や動物たちを失ってから嵐が収まった頃漂流しているボードを見つけて乗ろうとした時、そこにはベンガルトラがいた。

ここからトラと共存しなくてはならないサバイバルが始まった。
227日の間、どのようにして助かったのか。

普通なら喰われてしまうのですが、興味が湧く面白い作品に仕上がっている。

この作品を見て思うのが嫌な上司の部署に就いた時どのようにして自分のポストを守り、上司をうまく丸め込んで、うまく社長に認められるかが勝負であるかの雰囲気を思わせてくれた当時の会社での思い出と重なる。

上司を丸め込むという事はトラを飼いならして襲われないようにする事。
まさに自分の中の悪の存在でもあり自分がその悪とどう戦うか考えなければならない試練のひとつでも言える。

それがサバイバルであり漂流の227日間。
どんなトラでも弱点がある。
嵐によるボードの横揺れに弱いと言う。

上司だって人間。
探って行けば弱点は必ずあるという事。
過去の私の上司だってパソコン嫌いだった。


ある島に着いた時はどんでもない事を見る。
これも会社での行動にも似ている。

この方法でいいのか考えさせられるのと同じ。


やっと人が住んでいる所の近くの浜辺に上陸した時トラはどのように去って行ったか。
これも何らかの大きな意味がある。
もちろん会社での嫌な上司はどうなるか、想像してみるといいだろう。

鑑賞するにもお勧めしたい作品です。
冒頭の1時間位はセリフだけに集中して理解すれば、つまらなくてもあっという間に時間が過ぎます。

虎は好きな動物です。
もし虎が人を襲わない動物だったとしたら飼いたかったと思っていますね。

最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」/ Yahoo!ショッピング

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