映画「エイリアン:ロムルス」を鑑賞した時、2回目も1回目と同じ日に鑑賞したかったけど、叶わなかったので早速今日鑑賞してきました。
プロメテウス要素がなければ良かったですけど、全体としては80点位かなと思います。
初作「エイリアン」を数十年ぶりに見ていた感じが欲しかったからですね。


ここからはネタバレになりますが、ストーリーも覚えている限り記載します。
かなり長い文章になります。


オープニングは「エイリアン3」と似ている。
「スコット・フリー・プロダクションズ」が出ているという事は、エイリアンだけでなくプロメテウスシリーズの要素も加わる事があり得る事になる。

宇宙空間が出るが、なぜか画像が荒い。
黒つぶれが目立つ。

ノストロモ号が爆発した周辺を探査し続けていたウェイランド・ユタニの探査船は、目標となる隕石化された繭を見つけて回収。(場所的には矛盾を感じる。リプリーの乗っていた脱出艇が爆発範囲より外側だったけど、エイリアンを弾き飛ばした方向が爆発があったところだったのかな。)
宇宙ステーション:ロムルスにてカットして「エイリアン」にてリプリーに槍を撃たれて宇宙へ飛ばされたビッグチャップが休眠状態となったものを取り出し、研究エリアへ。

レインとアンディが食事しているところには、「エイリアン」に出ていた揺れながら水を飲むおもちゃがいましたね。
ある条件を満たしたレインは、窓口で他惑星への移動を拒否されてしまった。
レインのそばにいたアンドロイド「アンディ」は父が拾って娘を守る事を優先としてプログラム化されている。
不明の事故や病気が出るにも関わらず、従業員を長い事働かせるウェイランド・ユタニはブラック企業であることをほのめかしている。


仲間からの連絡で、貨物の積み込み作業時 漂流する宇宙廃船の信号を捉えた事で、到着まで9年かかるユヴァーカへ行くために必要になる冷凍睡眠装置があると見込んで、レイン、アンディ、ケイ、タイラー、ナヴァロの5人が貨物用宇宙船で向かう事になる。
アンディはそこへ行くための操作に欠かせないものであり、レインも行く事に同意する。

それは宇宙ステーション「ロムルス」だった。
ロムルスエリアとレムスエリアの二つを組み合わせた構造になっていたと思う。
レムスの方のアンドロイド用口にドッキングして、丸い回転扉が開く。
タイラー、ビョン、アンディが匍匐前進して、エピローグに出ていた場所(ビッグチャップを取り出した場所)のそばにて冷凍睡眠装置を見つける。
重力は定期的にオンオフされている。
燃料が3年ほどしかない。

奥にある冷凍休眠エリアに入って燃料を取り出すと、冷凍するための燃料使用がストップされたためか、華氏(°F)70度(約21度くらい)になったところでフェイスハッガーが休眠状態から目覚める。
アンディがドアを開ける権利がロックされ、フェイスハッガーたちからの攻撃を避けるがやっと。

レインとナヴァロが救出に向かうが、前の部屋にあった上半身のロボットからモジュールを取り出すと、ロボットが動く。
なんとしか取り出したチップ(円盤)をタイラーに渡してアンディの首にセットすると、フリーズを起こして一時停止。
フェイスハッガーを抑えたタイラーは、ビョンからの電気棒で気絶。
タイラーの顔に張り付こうとしたフェイスハッガーを危機一髪でアンディが食い止めた。
ドアを開けて逃げて手前のドアを閉めたが、すでに遅く1匹のフェイスハッガーがナヴァロの顔を捉えてしまう。
剥がそうとすると尻尾が首を絞めてしまう。

アンディは、チップによって指令が更新され、運動能力が改良されてしまった。
ゼノモーフ知識は前のデータしかなかったが、そこにいた上半身のロボットを施設内のデスクからケーブルで繋いで再起動させると想像もしないことが話される。
このロボットは「エイリアン」にて出ていたアンドロイド「アッシュ」と同型だったが、「ルーク」と名乗る。
(なんでスターウォーズのルーク・スカイウォーカーの名前を。配給はディズニーだからか。)
剥がす方法はない。
種をナヴァロの中に入れている。
60%ほど作業(種の注入)が進んでいる。だからナヴァロは助からない。
人類は植民に不向きだったから強化するために、あのビッグチャップから必要な液体サンプルを抽出して研究していた。
天井にぶら下がったのはあのビッグチャップの死骸だった。
施設の人たちはフェイスハッガー群によって襲われたというが、ビッグチャップからどのようにしてフェイスハッガーを生み出したかは本編に出ていない。
水槽にはフェイスハッガーが沢山いたんだけどね。ちょっとおかしいと思うが、遺伝子操作でマウスを実験体として増やしていったのかな。(後に人間とマウスの遺伝子?は同じとか言っていたので。)
このシーンは数十秒でも流してほしかったと思う。(監視カメラの映像は襲われているシーンのみ)
冷凍休眠燃料を使ってナヴァロを覆ったフェイスハッガーを凍結しようとすると尻尾が緩んだので剥がしたところ、ナヴァロは叫び声を上げて目覚める。

ルークからアンディにナヴァロを部屋に置くように指摘されると、ビョンとナヴァロは誤作動を起こしたのではないかと思ってアンディを押して、貨物用宇宙船へ向かい、ドッキング解除して離れようとする。

その中でナヴァロの調子がおかしく、そばにいたケイに渡されたバッグの中からハンドX線器を取り出して胸を照らすと、チェストバスターが胸骨を折って出そうとしているのが分かると、ケイは驚愕する。
倒れたナヴァロを抱えたケイの前で、チェストバスターが顔を出す。
(ちょっと成長が早すぎですね。そこの女優、直接見られてよかったな。周りの制作特撮スタッフたちは操作しながら笑っていただろうな。)


貨物用宇宙船の操縦席が無人になったため、横に流れて衝突してロムルスの格納庫に入ってしまい、扉が閉まる。
目覚めたケイは宇宙船内通路にて、脱皮したものを発見し、そばには繭になったものがあった。(これって繭じゃなくて蛹だよね。)
ビョンが電気棒を使って突っ込んで見たが効果なし。
尻尾先みたいなのが出ているのを確認しようとしたビョン、それによって片顔を傷つけられ、倒れたところで酸の一部が彼のところに落ちると、溶かされて心臓のところに達したところで死亡。
ようやく成体が姿を現す。
様子を見ているとあれは繭じゃなくて蛹だったと分かる。
(なんとなくエイリアンのオマージュだけど、ブレッドを襲う前のあの名シーンのように見える。若々しいエイリアンの肌色。)


一方、ロムルスの格納庫へ向かおうとするが、そこにはフェイスハッガーがいっぱい。
ドアを開ける前に1匹がドアに張り付くが下に降りる。
フェイスハッガーは音と温度に反応する事から、エリア内の気温を体温近くにあげてから、通り抜けるしかない。
音を立てずに通り抜けようとするとき、ケイからの通信が入ってくる。
鍵はどこかにあると伝えた後、フェイスハッガー群に察知されると、アンディは「走れ」と言う。
タイラーは発炎筒を投げて気をそらしてアンディがタイミングよくドアを締めてくれる。


ケイは宇宙船から出て転んで落下して、点検通路の下側をほふく前進しようとすると水の塊を受ける。
エイリアンがビョンとナヴァロの死体を持って点検通路に降りた為だと思われる。
ケイがいないのを確認したエイリアンは、二人の死体を巣のある方へ向かって引きずりして行ってしまう。

ケイが格納庫内のドアを開けようとすると拒否され警告がなる。
そこに、レインとタイラー、アンディが向かうが、ケイの後ろに先のエイリアンがやってくる。
ドアを開けるようにアンディに頼むタイラーとレイン、開けてくれずにエイリアンは尻尾でケイを刺してどこかへ連れて行く。


貨物用宇宙船と宇宙ステーションとの衝突によって、宇宙ステーションの軌道がずれて惑星の輪に衝突する時間が短くなってしまった。
宇宙ステーションの施設内は全てルークが管理し、マザーを起動している。
貨物用宇宙船がロムルスから出るには、ルークの指揮によりアンディがエイリアンから抽出した黒い液体の入ったサンプルをウェイランド・ユタニ社へ持ち帰る事が条件になっていた。

レイン、タイラー、アンディは、プレートにロムルスと書かれたドアを開けて、研究エリアで黒い液体の入ったサンプルが注射器セットにもなっているものを見つけた。
マウスが生き返ったり、治癒能力を授かるとルークが前に話していたけど、そばにあったマウスの実験体はマウスではなくてモンスター化した状態になっていた。(これをレイとタイラーが気付いていれば、注射器は危険だと把握できただろう)

コンベヤーを進んだ先の通路には、監視カメラを見てエイリアンが居ることに気付き、アンディからパルスガンを授かる。
タイラーはゲームや雑誌で知識を得ているので、レインに自動標準や使い方を説明する。(エイリアン2のオマージュ)


コンベヤーを通り カーブになった通路に出ると、そこはエイリアンの巣だった。
しかし戻ろうとするとタイラーが奥にケイがいる気配を感じたので、そこへ向かってケイを救出。
先にいた場所からエイリアンの声がして迫ってくる。
奥にエレベーターがあり、そこへレインをかばおうとしたタイラーをエイリアンが尻尾で刺しで顔を合わせて内顎で顔を攻撃する。(エイリアンVSプレデターのオマージュ)
アンディは襲われて一時的にフリーズした状態になっていたけど、その前にあったあの青いレーザー光がノイズを起こして行動を抑えられたかもしれないですね。分からないけど。

エレベーターに乗ったレインはケイに冷凍休眠燃料と黒い液体サンプルを貨物用宇宙船へ運んで、冷凍睡眠装置に入るように伝えると、レインはアンディの事が気になり、彼のいるところに向かう。
ケイは負傷に耐えられなくなり、黒い液体サンプルの注射を首元に打ってしまう。

ずっと前の会話でアンディは要らなくなるような話をされていたので、アンディはショックを受けていただろうか。
それでルークに従うようになったし、行動改良によって首にあるモジュールを抜かれないようにしていたし。
エイリアン群がいなくなったところでレインがアンディのそばに向かい、説得して共に行動する事で後からいれたチップを抜き取って通常状態に戻る。


しかしエレベーターを挟んだ反対側の通路からエイリアンの声が。
コンベヤーの出口まで戻ったが、ドアの通信画面からルークによって「君たちは生き残れない。同情するよ」と言われる。(エイリアンのオマージュ)
撃てば酸が落ちて間に合わなくなると諦めたアンディとレイン。
ジョーク会話の中で「無重力」という言葉が出てきたのがヒントになり、重力制御ボダンを解除する。
パルスガン、1倉450発。
彼らが接近したところでアンディに支えられたレインはパルスガンで標準に向きを合わせながらも迎え撃った。
残り10%足らず、約40発位か。

無重力の中、酸をよけながらアンディとレインはエレベーターへ向かう。
よけられない酸の部分の前では少し撃って通路に落ちる。(約10発)
シャッターを閉じて上へ行こうとしたとき、レインは足を掴んだエイリアンの腕を撃つ。(約15発位か)

上へ行く途中、パルスガンがどこかで挟まってしまう。
重力制御開始までカウントダウンが来た時はすでに遅くレインは落下するが、頭に傷を受けたエイリアンに尻尾で掴まれる。
アンディは落下してきたエレベーターを支える。
登ってくる多くのエイリアンを、アンディがエレベーターを支えるのをやめて落としてつぶす。

レインとエイリアンは対面する。(エイリアン3のオマージュ)
フェイスハッガーが登ってきたが間に合わない。
そこでアンディがひっかかったパルスガンを取り出し、フェイスハッガーを撃ち、レインと対面したエイリアンを体重量で落としてパルスガンで撃ち倒す。(これでパルスガンの弾残量は空っぽに。)

貨物宇宙船に残っているケイのそばで画面からルークが「二人は死んだ。操作してあげるから自動操縦ボダンを押せ」と進める。(これはウェイランド・ユタニ社へ向かわせる為。ケイのそばに黒い液体サンプルがあるから。)
間に合ったレインとアンディ、画面からルークを消し、リモートも解除する。
宇宙ステーション「ロムルス」は惑星の輪に衝突して爆発、残骸が散らばる。(多分ウェイランド・ユタニ社も知っているので、同じように回収するだろう。)

貨物用宇宙船内で、冷凍睡眠準備中にケイが産気付く。
出てきたのは赤ちゃんではなくて卵だった。
たぶん宇宙ステーションでビッグチャップを回収した時、卵が産まれた事でその中から出てきたフェイスハッガーを回収していただろうか。
「エイリアンVSプレデター」では、クイーンに電気ショックを与える事で卵を産みやすくしていたから、ビッグチャップのあるエリアでビョンが拾った電気棒もその為だったかもしれません。


レインはケイに言われてさい帯をカットして卵を何かで包んで通路に落としてしまう。
通路で卵が開いて赤ちゃんの顔が見える。
しかし卵から酸が漏れているので床から下へ落ちてしまう。

レインは冷凍睡眠燃料で冷凍しようと探すが、足跡を見つけると段々急成長しているのに気づく。
卵から産まれたものは、オフスプリングと呼ばれ、人間とエイリアンと融合したミュータントだった。
(ある資料を見た時、人間とエイリアンと融合したデザインだけでなく髪の毛があまりにも長くて、まるで貞子+エイリアンのようなデザインもあったが、ディズニーに却下されただろうね。)

オフスプリングはCGではなくて、存在するバスケットボール選手で背が高くて細い体を持った選手を使ってメイクなどで仕上げたものです。
選手の顔を見ると特徴があって、口を開けるとどうしても笑っているように見えてしまうのでCGで修正しなかっただろうね。
昔の「エイリアン」の役をやっていた方も「プレデター」の役をやっていた方も黒人で痩せすぎだった方でした。


ケイの胸あたりから粘度の高いグリセリンようなものが出ていました。母乳だったでしょう。
オフスプリングはアンディを蹴って、ケイに向かって接触しようとしたところ、ケイに拒否されました。
拒否されたのか、エイリアンの習慣なのか分からないけど、オフスプリングに吸われたケイは死亡。

レインは冷凍しようとしたけど、嘲笑っているオフスプリングには効果なく、冷却装置を壊され、液体窒素がひろがったような感じになってしまう。
冷えないようにと必死に逃げるレインは、宇宙服を着用。
操作パネルに貨物積み下ろしギミックがある事に気づき、ワイヤー1本を命綱にして、壁面パネルに書かれた事から4か所のレバーを引く事を理解する。
4番目のレバーを引こうとしたときに、オフスプリングに弾き飛ばされる。
レインの足元にあった卵の中に酸がある事に気づき、蹴って裏返しして酸で底穴をあける。(エイリアン4のオマージュ)

宇宙に吸い込まれる力を感じなくなった時、ワイヤーをよじ登ったところで、オフスプリングがヘルメットを掴んで内顎で攻撃してくる。
ワイヤーを引っ張った時、4番目のレバーが入ったところで、貨物部分が落下し始めるとレインは彼を振り払ってよじ登って行く。(このシーンは日本映画とアメリカ映画でも違いがあるのが見られます。アメリカ映画では貨物部分の下にオフスプリングのシルエットが見えるが日本映画ではそのシーンがなかったそうだ。)

オフスプリングは間に合わず、貨物部分と一緒に惑星の輪に落下していく。
死んでしまうかは分からないけど、完全生物ならビッグチャップのように繭化するだろうか。

レインはアンディを冷凍睡眠装置に入れて、今後の為のメッセージをログに残して、宇宙船はユヴァーカⅢに向かっていく。


本当はこの後の物語もあったそうです。
つまり第4幕があり、ディズニーは難を示したので却下されたそうです。
どんな内容だっただろうか。
惑星から何が起きているかを見えていたウェイランド・ユタニ社や住民が宇宙船に乗って向かえば、まだ悲劇が始まっていただろうか。

ケイは死亡しているけど、ケイをどうしたのかそのシーンが本編に出てこないのだ。

尻尾で刺したエイリアンによって体内に種を植えていたかもしれない。
ケイを宇宙へ放出したシーンもないので船内に保管しているとしたら、突然変異して復活して悲劇が起きたのかも分からない。


アッシュの顔の件、AI問題があったけど、監督はアッシュの家族などに許可を得て模型やCG制作したの事。
それにアッシュの奥さんも家族も生前の姿が見たかったのも一つ。


豪華キャストでも起用するとギャラ代がかなり跳ね上がるので、これからである俳優を起用した方が低予算で済む。
「エイリアン」の続編でありながらもスピンオフ的な作品と言えば、スターウォーズ:ローグワンのような立ち位置なのでこれで十分だと思う。
難しい部分を取り入れるより、シンプルなストーリー、設定で進めた方が良い方だと思うから、この作品は悪くなかったと言える。

他に見たいエイリアン作品があるとしたら、ゲームを映画化したもの(エイリアン:アイソレーション、エイリアンズ ファイア チームエリート(豪華キャストを使わなくても済むみたい)、ニュートが生き残り、リプリーと出会うまでのストーリー、エイリアン3のもう一つの脚本を物語としたものとかね。

リプリー役の女優シガニー・ウィーバーさんは今のところ、アバターシリーズに意欲があるので、リプリー役のある作品には積極的ではないようだが、脚本次第のようだ。
もう年なのでそっとしてあげていいんじゃないかと思う。
あるいはメッセージの声だけでもいいかなと思う。→これだと映画「エイリアン:アイソレーション」でも作れる。


グロイ部分をなるべく出さないようにしているのもディズニーの方針かもしれないですね。
大人だけでなく子供も観れるような作品を作れば、興行収入が増える理由があるからだと思う。
20世紀FOXがディズニーに買収されていなかったとしたら、グロイ部分のあるシーンは沢山出ていたかもしれないですね。




長くなりましたがこれにて、最後までご覧いただき まことにありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

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