戦争中、日本海軍の軍艦には致命的な欠陥を抱えていた為 魚雷による攻撃に乏しく沈没していった艦が多い。
艦を縦に折り曲げようとする力に対する曲げ強度が不足すると考えられ、艦首から艦尾迄中央を走る縦隔壁を設けたがこれが危険な構造だったと言う。
アメリカや英国の艦には縦隔壁が入っていなくて輪切りブロック式になっている。
魚雷による損傷を受ければ水が入り、縦隔壁の為に片側しか流れず艦は斜めになる。
鉄骨の梁を見れば分かるけど縦隔壁になる縦部分の厚み(H型鋼ではウェブのところを指す)が増しても曲げ強度は変わらず影響は受けにくい。
でもせん断力には強い。
甲板と艦底側の水平部材を厚くすれば曲げ強度が増す。(H形鋼ではフランジのところを指す)
タービンエリアとボイラーエリアの配置にも問題がありました。
日本のはボイラー・ボイラー・タービン・タービンと連続的だったのに対してアメリカのはボイラー・タービン・ボイラー・タービンと交互的だった。
攻撃を受けた時に動力稼働が止まるかは想像出来るが、連続的の方が機能をエリア別にまとめられるので工事が容易だった。
交互的に配置され縦隔壁を入れた松型駆逐艦は魚雷攻撃による耐性が高まった事で好評だったそうだ。
→現代ビジネス
あの戦艦「大和」にも縦隔壁を甲板と艦底を支える役割を持った壁として、甲板と艦底、主砲外殻の厚みを増していたら、転覆もせずどこまで行けたんだろうね。
それに設計も間違いがなかったら、戦艦武蔵もなかなか沈まなかったかもしれないね。
もちろん水平部材を支えるにも縦隔壁は欠かせないのだが、箱を積んだようなしっかりした漏水対策が施された構造なら なかなか沈まなかったと思う。
宇宙戦艦なら酸素の事もあるからきっと箱ブロック建造式だろうね。
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