去年のクリスマスに鑑賞した映画。
「汚れなき悪戯」
本当にとってもとってもシンプルな映画でした。
雑念があまり出て来ず、純情な心を持たせてくれた感動がありました。
なぜこの作品を鑑賞したのかと言うと、子供の時TVを見た時のシーンが頭の隅っこに残っていたので気になっていたから。
印象に残ったシーンと言えば、十字架にはりつけされたキリスト像が動いて子供が差し出すパンを受け取るシーン。
このシーンだけが今になっても忘れられなかった。
思いついてはこの作品のタイトルを探したりしていましたが、見つかりませんでした。
質疑回答の掲示板などで同じような質問をされている方もいらっしゃったのを見つけて動画サイトなどでシーンを確認した所、タイトルが分かったと言うところでした。
間違いなくモノクロでカラーではなかった。
ある日、教会?の門のそばで赤ちゃんを見つける。
母親が忘れたのか町中を確認しても見つからず、里親を募集しても満足できる預け先はなかった。
それで12人の神父たちで育てる事が決まる。
子供の成長途中ではいたずらに会うがそれでもお構いなし。
少年に成長した時、上階の倉庫内を覗いてみる。(誰でもそんな心を持たないでしょうね。)
そこにあったのは十字架にはりつけされたキリスト像だった。
お腹が空いているかなと思って少年はパンを少しずつ蓄え、キリスト像に差し上げると手が動く。
像なのに手が動く?
この時が子供の時に見た時何が何だかわからなくなって印象に残っただろう。
これが続くと神父さんの料理人は食材が足りない事に気が付く。
少年の後を追って上階の倉庫へ入って監視していると奇跡を見る事になる。
奇跡の光が輝いているのだ。
他の神父さんたちを呼び、手を合わせてお祈りする事になる。
少年はキリスト像の元にいたがキリスト像が光になり少年を包み、天へと連れて昇って行ったのである。
あれから奇跡を見ようと多くの街中の人々は教会を訪れるようになったのでした。
こんな簡単なストーリーでもやはり心の一部でも感動を与えてくれるものは存在する。
やはり先入観を捨てた方がより面白くなるものも一つの映画鑑賞方法のひとつかなと思う。