2014年7月17日は、地元での「思い出のマーニー」の映画試写会でした。
地元の三つの映画館合計で10組20名様ということで、当選数は10という狭き門に見事当選!ということで観てきました。
ダブルヒロインということあってキャラデザインも素直な二人らしく、海外名作アニメらしくできていました。
宮崎駿みたいなラピュタとかハイジとかそんな丸みのあるような感じではなく、ちゃんとした可愛らしい少女らしく描かれていました。
原作では舞台は海外ですがアニメでは現在の北海道です。
湖の表現もすごい。(進化しましたね。)
背景は1枚の絵かと思ったら車に乗って移動してるので背景が動く動く。
JRに乗ってるような雰囲気もうまい。
宮崎駿が注文したことがない背景の演出もたくさん出ていました。
さすが世界が認めた実写映画向けの美術監督:種田陽平さんですね。
東京でイベント(思い出のマーニーx種田陽平展)をされてるので観に行ってみたい気分です。
大人っぽい映画かなと思ったら小学生の子供でも分かる。
童話をよく読んでる方なら十分理解できる。
となりのトトロでは、トトロや猫バスは人には見えない生き物、大きな木になったのに、翌日では芽が出ていた意味もわかるくらいなら十分観れる作品。
最初は友情みたいな事が描かれて少女の成長共に、いろいろな思いが描かれていく。
先入観を捨てて流れるがままに観てるとあれっ?と思ってしまうけど、ラストである人(一人ではなかったかと)が明らかにしてくれる。
この二人同士はいったいなんだったか・・・、ラストあたりで解明されます。
なるほどそうだったんだなとわかりやすい。
泣くシーンもあった。
となりに座ってた中学生の二人も泣いていたそうです。
母親たちもうるうると泣きそうになるところは出てくるので、自分が映画の中に入ったかのようで、感動できる作品です。
今回の「思い出のマーニー」は、もうあかんかと思ったのを裏切ってくれる作品。
「借りぐらしのアリエッティ」よりは上と思える。
米林監督さんなら、赤毛のアンのリメイク版が作れそうな気がしますね。
彼が関わるなら女の子がメインとなる作品がぴったり合う。
男性という意識をあまり入れないで、ダブルヒロインの心と心をメインに通わせる感じかなあ。
米林宏昌監督は女性の絵がうまいこともあって女性の演出もうまいとか。
それをうまく生かしている事は彼にとっては成功と言えるだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」でやり残したことをここでやり遂げようとしたかったと米林監督さんはおっしゃっていました。
スタジオジブリ作品にはなかった赤毛のアンバージョンのようなもの。
歌も英語のようですがよかったです。
元々イギリス文学が原作なのでピッタリ合いますね。
この作品は原作と比較しないでほしい事だとか原作を元にどのようにアニメ化すべきか監督もかなり相当悩んでいたそうです。
よく頭を練りましたねと褒めてあげたい。
今までのジブリになかったイメージだったのでもう一度観たいから一般公開初日に行きますし、パンフレットももらえなかったのでそれも買いに。
皆さんもぜひ観に行かれてください。
がっかりすることはないですし子供も映画館へ鑑賞に連れてあげてください。
大人でも楽しめる作品でももちろんありですね。
ご当選の連絡と案内状ですね。
チラシです。
公式サイトはこちらです。「思い出のマーニー」
最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。