スタジオジブリ作品であり、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」の製作現場の様子を収録したBlu-rayが発売されていました。
「高畑勲、かぐや姫の物語をつくる。 ~ジブリ第7スタジオ、933日の伝説」
映画のメイキングとか製作現場とかも興味ある私は、鑑賞してみたかったので購入しましたが、観る時間がなかったけど最近観る機会が出来たので鑑賞してみました。
収録時間は201分となっている。
つまり3時間21分あるという事。
そんなに長く観ていられないので、半分の2時間分だけ鑑賞する事にしました。
残りは次の日に鑑賞する事にする。
この作品の製作現場がなかなか進まず、Nプロデューサーも大変だった事も聞いてるのでどんなになったのか興味がわいたからだ。
あまりにも長かったので、覚えてるところだけを。
最初にあの懐かしい故地井武男さんが出てくる。
監督よりイメージを聞かされては台詞を話す。
朝倉あきさん、宮本信子さんらと一緒に台詞を言い合って感覚をつかめることから始まる。
監督の意図をつかめるにも時間がかなりかかってる。
声優の声に合わせて画を仕上げていく。
それなら時間を細かく決めなくて済む分気楽だろう。
背景、作画も大変なようだった。
監督のイメージを読み取るのがなかなか大変だったし、やり直すこともあった。
今まではセルアニメ作品がメインだったけど、高畑勲さんはセルアニメが好きじゃないから、あの「ホーホケキョとなりの山田くん」のように水彩画を使ったアニメ作品にしたことになる。
筆一本で1コマ1コマでもあまり違わないようにするのも大変なのが、映画を観て身に染みてわかると思う。
怖い顔をしたかぐや姫が、月夜の中森の中を走るシーン。
あれが衝撃的でしたね。
年を取ってるせいか高畑勲氏の描く絵コンテが止まってしまい、製作現場も年末年始は長い休みを取ることになってしまう。
およそ3か月くらいでも進まないと、Nプロデューサーからスタッフ全員に話されている。
そばにいる絵コンテ担当の方に話したように、絵コンテでも顔に感情が出てないといい原画が描かれない。
例え、どのような顔とかト書きでも書かないとね。
映画はイメージボードや絵コンテの出来がよくないとつまらないものになってしまう。
AR台本やシナリオも皆絵コンテから持って来ることが多い。
それから、風の谷のナウシカや天空の城ラピュタにも関わった久石譲さんが、関わった理由も出ている。
古琴、古筝(こそう)とか、かぐや姫の物語にピッタリな音源を選んでいます。
それから主題歌では、監督が選んだ二階堂和美さんの唄がきっかけで出来た「いのちの記憶」であり名曲ですね。
もちろん、宮崎駿さんも「風立ちぬ」を製作している最中だったところでした。
あの時は 4歳児が18人だって?それって年齢の事ですね。
高畑勲さんの作品は今までは好きじゃなかったけど、「かぐや姫の物語」だけは良い印象を感じていますね。
久石譲さんと言う作曲家も関わっていますし、日本昔話がベースであり、日本人らしい物語だから。
ラストではUFOじゃなくて、月=あの世を表していて阿弥陀如来と楽隊がお迎えに来るところも親しみやすい印象がありました。
鈴木Pさんもちょこちょこ顔を出しています。
ここまで観てると見入ってしまいそうですね。
なかなか面白いですし、製作現場の苦労も伝わってきます。
今回はここまでに。
これが高畑勲さんの最後の作品になっちゃいました。
いい作品ですね。
【追記】高畑さん亡くなられました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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