劇場作品「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」4Kリマスター上映中。
当時のアニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」公開時に出た関係ある記事が載ったムック本とか書籍なんかを読んでいると、0号フィルムと初号フィルムと言う文字が載っていました。
「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」4Kリマスター公開時に購入したブルーレイ特別限定版についていた絵コンテ本を確認して見れば、例えば古代が「地球はこれでいいんでしょうか」とか発進前にヤマトの第一艦橋を訪れた古代のそばにメーター類が光って徳川さんがやってくるとかいうシーンなどがあった。
これらがカットされて「宇宙戦艦ヤマト2」にてシーンが復活されていた格好。
劇場でこれらのシーンを見た事があると言う人もいるのですが、「宇宙戦艦ヤマト2」のシーンと勘違いしたのではないかと言う人もいる。
書籍に記載されているのを引用して。
フィルム0号が完成したのは1978年7月28日。
そして翌日である1978年7月29日にフィルム初号完成と書かれている。
翌月の8月2日に東京・渋谷パンテオンにて1回のみの試写会が行われた。(関係者のみか一般観客含むかは明らかに記載されていなかった。)
このイベントで初号フィルムを使用して上映したものだと思われるが、カットされる前のフィルムではないだろうか。
劇場でカットされたシーンを覚えているというのは試写会を観に行った方の記憶だろうか。
1978年8月4日、フジテレビ系で「宇宙戦艦ヤマト」パート1を完全放映。
2時間18分ものがそのまま放送されただけでなくパート2のハイライトシーンも放映されたという。
この中にカットされたシーンが入っていたのではないだろうか。
翌日の8月5日に「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が上映される形になっている。
西崎義展プロデューサーが制作中、3時間超えとなるため、前後編と分ける予定だったとか。
加藤三郎と言う名前は戦争時代の隼戦闘隊の隊長にちなんで名づけたものですが、西崎義展プロデューサーの小学校同級生にその人の息子さんがいたから名前借用となったそうだ。
「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」と言うパート2を作ろうとした最大の理由はヤマトが消える事だと西崎義展プロデューサーはインタビューで話されていた。
このまま3作目を制作するとなれば松本零士氏が発案した300年後の世界を描いた作品になるところだったが、新キャラクターたちでは気が乗らないから、数年後の話として古代進などキャラクターを使用する事で「宇宙戦艦ヤマト2」の続きとなってしまったように思います。
当時の制作話が沢山詰まったムック本って捨てがたいですね。
※【追記】0号フィルム完成とか初号フィルム完成とかが載っていたページの一部を載せておきます。
削除依頼があれば削除します。
書籍「ロマンアルバム DELUXE アニメージュ増刊 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」より引用させております。
それではこれにて、最後までご覧いただき まことにありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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