「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」がTVにて放映されてから、およそ1年後に「ヤマトよ永遠に」が劇場公開されました。
当時は受験勉強の時期でしたね。
ちょうど夏休みに入っていたのでお小遣いをしっかり貯めておいたので電車に乗り、隣の隣の市にある映画館まで行ってきました。

ワープ・ディメンション方式も知らずにヤマト新作が見れるとワクワクしながら座席に。
映像も細かくなり演出も格段とアップされていて、アニメの技術進化を見せられたなと思います。

西崎義展氏はこの映画に多くの新技術を盛り込んでくれた。

ご存知の「ワープ・ディメンション方式」には驚きましたし今でもしっかりと覚えております。
暗黒星雲の中で画面が真っ暗になり、サーシャが透視能力を使って接近する岩盤をよけようと島がハンドルを操作するシーンにて、画面の右上の黒い点が付いたときから両側にあったカーテンがスクリーンの横幅が広がるシネマスコープサイズに合わせて移動した後、席の後ろでどどど~んと音がしたら画面がまぶしくなり、美しい銀河が広がってヤマトが移動しながら美しい音楽が流れたときは圧倒的に飲み込まれましたね。
これは大きな画面で見ないとわからないです。

「スキャニメーション」、静止した映像をビデオ撮影してエレクトロ処理を加えて思うがままに回転や傾斜させたり色の変化を出したりするもので、特殊映像チームが極秘で試験を繰り返して出来たものである。
例えば二重銀河のシーンですね。


「オーケストラとシンセサイザー」とのミックス効果ですね。
「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」の白色彗星のテーマを弾いたパイプオルガンを超える演奏を引き出したと言うことですね。

メカ設定でも他作品のものまねだと言われないように慎重にやってのけたとか。

本編ではヤマト発進シーンが新鮮的でした。
初期企画書のあのシーンを再現したかっただろう。

中間補給基地にてコスモタイガー隊の攻撃シーンだけでなく「未知なる空間を進むヤマト」と言うBGM曲が流れてハイテンションになってしまったわ。
さすが金田伊功さんでしたね。

それに「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」ではたった1隻のゴルバだったのがサイズがアップしたっけ?合わせて6隻に囲まれて苦戦するヤマトのシーンに見事絶望感を味わせてくれた。
その戦闘シーンにて流れる、新たに加わった羽田健太郎さんのピアノさばきがすごかったんです。
それに真田さんがなんとテストなしで「波動カートリッジ弾」使用をお勧めした時はいつ作ったのかと突っ込み満載でした。
波動爆雷もね!

サーシャと古代の会話で彼女の年齢が明らかになった時は無理やりだった印象でした。
死なせてしまうには惜しいキャラでした。

暗黒星雲を抜けた白色銀河が広がった時は美術の美しさとエフェクトをミックスして綺麗な映像+シネマスコープサイズを見せつけてくれた。
音声もモノラルから4chステレオに。

偽の地球のアイデアにも驚きました。
それが敵の本星デザリアムになるが内部へ突入して水晶都市を波動砲で撃つシーンが切ない気持ちでした。
サーシャが死ぬシーンだったけど。

森雪はアルフォン少尉(元ネームはキーマン将校だったとか)に助けられてキスシーンまでやる寸前だったっけ。

真田さんが古代守の代わりとして古代を叱ったシーンも忘れられなかったね。
古代が波動砲を撃つ前に真田さんに怒られるシーンのセル画は持っています。(このブログの記事に載せています。)

新鮮的な作品だったと思います。

昔この映画に関することがTVのワイドショーに流れていました。
友人?か兄弟がヤマトの映画を見る前に亡くなってしまったので彼の遺志を継いで彼の遺影写真を抱えてこの映画を観に行ったという涙を誘う話もありました。

元々「ヤマトよ永遠に」は前作から300年後の舞台を描くつもりでした。
それが会議などで200年後の未来でヤマトが散ると言うシーンを偽の地球で見せられる形に変わってしまった・・・。

イベントも色々あったし楽しい時期だったと思います。

最後までご覧になっていただきましてまことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。

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