2013年に劇場公開された高畑勲監督作品であり、「かぐや姫の物語」スタジオジブリ製作でもあった。

当時は監督が高畑氏ということで好きになれなかったが、観に行かれた方の良い点をまとめてみると観たくなった。
しかし、都合の事もあってか観に行こうと思った時点で劇場公開は終わってしまったので、BDが出たら買おうと心に決めていました。

ベースは「竹取物語」であるし、皆さんも子供の頃の童話などで聞かされることもあるからよくご存知だと思います。

でも、「竹取物語」でも言える「かぐや姫」という物語は私も大好きなので、それをベースとした松本零士アニメの「1000年女王」、「マリンスノーの伝説」も大変気に入っています。
こちらの2作も内容は違うが、イメージが似てるところがある。

2014年12月6日のヤマト映画鑑賞後、帰りに映画館の近くの大型家電店にて入手できました。
12月3日に発売されましたが、地元の家電店では売り切れだったので。
購入の際、スマホで目当てのショップの販売価格と比較して、こっちの方が安かったのですぐ買えたわけです。

6日はヤマト映画を鑑賞していたので、7日の夜鑑賞しました。
ヤマト映画を2回観たから眠たかったわけで。

見入るほどこんなに心を捉えるシンプルな物語って、久しぶりな感じでした。
一般のアニメでなく、筆で描いたような水彩画、墨画などのアート的な映像は、自然に日本人である心を思い起こしてくれる。
内容的にも映像と音楽の力によって、溶け込めることが出来ました。

背景画を見ていると、子供の頃川や山で遊んだ思い出がたくさん甦ってくる。

内容としては単純な感じになっていながらも、強調する部分は強調するようにテーマや訴えたいことが伝わってきます。
これは小さな子供ではわからないと思います。

社会、仕事に疲れた大人に見てほしい作品でしょうね。
かぐや姫の楽しいひと時が一番生き生きしているのがわかるし、音楽と台詞を交えて彼女から見た視線を感じ取れることができます。

なぜ地上に降りたのか、説明が出ますし、罪と罰というものはどういうものか出てくるのでわかると思います。

葛藤とか喜怒哀楽の描写もよく出ている。
もちろん、空を飛ぶシーンは出るなど、ジブリ特有の行動も出ます。

ラストでは、観音様?天女?かと思える天国からのお迎えみたいなのが出てくるので、日本人なら死ぬときはあのようなお迎えならうれしいでしょう。
雲に乗って天国へ旅立つ・・・。

いいんじゃないでしょうか。


悪事をあまりしないように生活を過ごすことが一番だと思います。
よく考えると、迎えが来る8月15日辺りは、天国・地獄の門が開き、亡くなったおじいちゃんおばあさんが自宅を訪ねる期間でもあるわけね。
そう、お盆の期間でもあるんだから。

この作品が一般的なアニメーションだったら、ピンと来なかったかもしれません。
まるで、昔観た高畑勲監督と宮崎駿場面構成で仕上げた「アルプスの少女ハイジ」のイメージが重なったように見えます。

ナマケモノと呼ばれたなかなか進まない高畑勲氏と「早く続きを書いてください!」とせがむ西村プロデューサーとの迫る時間の中での必死なやり取りは有名でした。

一部のスタッフも退職届を出すにも関わらず、「やめないでくれ」と止める西村プロデューサーさん、大変お疲れ様でしたね。
時間が8年もかかったことは利益を考えると本当に痛かったです。

スタッフさんの皆さんも大変お疲れ様でした。
会社泊まりも大変だったと聞いています。(椅子の後ろの床の上で寝てたとか、毛布などは借りたか持ってきたらしそうで。)

本当に素晴らしい作品を作ってくれたと思います。
ありがとうございました。

公式サイト「かぐや姫の物語」

最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
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