スタジオジブリがあちこちで「レイアウト展」というものをやっていたと思います。
ご存知の方はいらっしゃるでしょう。
「スタジオジブリ・レイアウト展」図録 増補版が発売されました。
以前から欲しかったので購入しておきました。
書籍のサイズはA4より少し大きめで価格は\3,240円でした。
この書籍は2008年の頃に初版として発売され、映画が上映するたびに一部の資料を加えて発売してきました。
私が購入したのは第13版になっています。
450ページ以上もあるのでかなり重たいですね。
宮崎駿さんが「風立ちぬ」で監督を引退したことから、宮崎駿さんの仕事の大集成みたいな感じという意味でこれを購入しました。
最近の資料と言えば、「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」が追加されています。
折りこみページも入っており、実物大に近いサイズで収録されています。
眺めていると、なぜこのような場面にしたか読み取れますし、どこをセル画、他は背景画と分ける指示文章も書かれています。
レイアウトとは画を決めるための設計図みたいなものです。
そこから背景画を描く担当、セル画みたいなもので、原画、動画を描く担当へと分けることが出来るのです。
原画はそのレイアウト設定画にキャラが書いてあれば、なぞって綺麗に仕上げることになります。
レイアウト設定は、宮崎駿さんがよく描く分類に入りますし、原画や動画は多くのスタッフ、作画監督が描くことになる。
場面構成ともいえるし、画を想像出来ないと監督にはなれないものだと思います。
本物のレイアウト設定画を入手するにはかなりの出費を覚悟する必要があります。
例えば、天空の城ラピュタのシータの笑顔のシーンのレイアウト設定画ですと、70万は軽く行ってしまうこともありました。
他のサイトを探していると、このような資料を1枚ずつ袋に入れて、倉庫に収納している様子をアップしているところもありました。
今は管理を厳しくしており、資料が流出しないようにしているでしょう。
書籍を読んでいると、どこの場面だったか思い出されますね。
表紙です。
最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。