やっと時間が取れたので2日かけて 「宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム」を半分に分けて読破出来ました。
前にヤマトクループレミアム会員向け会報誌「ヤマトマガジン」に連載されたものですが、改稿を重ねて書籍化したものだと言う。
この物語は「宇宙戦艦ヤマト完結編」にてヤマトが自爆・沈没してから12年後の世界を描いている。
いわば スピンオフ作品のようなものであると思っていいかもしれない。
嬉しい毎にヤマトの世界観は残っている。
初作「宇宙戦艦ヤマト」から「宇宙戦艦ヤマト完結編」まで続いたオリジナルヤマトシリーズ作品にみられるように、古代進を主にもちろんヤマトの存在感も抜かりなく懐かしクルーも新クルーも出てくる。
面白かったけどどこかでしっくりこない点が見られましたが、まあ小説だからそんなものでしょう。
オリジナルヤマトシリーズのファンならお勧め出来る書籍ですが、宇宙戦艦ヤマト2199とかリメイクヤマトファンとかヤマトファンではない方が読むとしたら面白くない場合があるかもしれません。
じっくり物語が進む印象ですが、ラストあたりで最後の賭けとなる作業で時間が迫ってくるハラハラドキドキ感は小説ではなくアニメ映画化でしか得られないだろう。(BGM曲が関わってくるから。)
失敗だったのは沖田艦長のセリフが冒頭ページにて「だれが波動砲の引き金を引くんだ」と始まっているのに、最後の賭けとなる武器が波動砲になっていて 最初からネタバレとなってしまう点、これは考えてほしかった。
「私はヤマトの艦長だ。艦長は艦(ふね)と運命を共にする権利がある。それに私にはヤマトしか残っていない」から始まった方がよかったかも。
古代、真田が沖田を見つけると言うことはそう言うセリフからだと思う。
印象的に残ったのは古代進が氷漬けにされたヤマト艦首部分と艦尾側、そして第一艦橋内で眠る沖田艦長と再会するシーン。(CGは使わず手書きで。)
これは映画化するなら時間をかけてほしいし、そこで宇宙戦艦ヤマト完結編での艦長室での古代と沖田艦長とのやり取りシーン(台詞なし)が回想シーンとして流れてほしいもの。
コスモタイガーIIIは大型兵器を積むための艦載機だったね。
でもメインの艦載機の主役はコスモタイガーIIである事には変わりはない。
巻末に載っていたブラックタイガーからコスモタイガーII、IIIへの開発史でのデザインの変化は出来ていると思う。
宇宙戦艦ヤマト復活篇の続編ではコスモパルサーはあくまでも試しに使っただけで結局コスモタイガーIIを強化したモデルが出ると嬉しいかな。
美雪の立場もひねってほしかったな。
パピライザーをいじれる存在だからヤマト艦橋内でもいじれるシーンがあれば古代進、(森)雪を驚かすことが出来たのかもしれない。
活躍の場が増えればもっと面白くなるのにね。波動砲のシステムに詳しいとかね。
英雄の丘にデスラー総統がやってくる、記念式、ブルーノア、宇宙戦艦ヤマト再建造の事も出てくる。
この小さなドラマもおまけのようでうれしかったかな。
今思うけどブルーインパルス、スモークでヤマトの錨のマークを描けるのかなと考える事もある。
映画化するとなると約2時間15分って感じかな。
ヤマトが戦わないことから映画2本となると飽きっぽくなりそうだから映画1本で長めでいいのかも。
BGM曲はもちろんオリジナルヤマトシリーズのサウンドトラックから使ってほしいものです。
制作するならう~んとなる点を練って入れ替えてより面白く感動あるものに。
Twitterで投稿出来る宇宙戦艦ヤマト2205の絵馬投稿キャンペーンもやっていました。
小野大輔、山寺宏一、井上喜久子サイン入りのメインビジュアル(スターシャ)のポスターが当たるとか。
私はもうTwitterを使っていないけど見るだけにしている。
それではこれにて、最後までご覧いただき まことにありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
→ 宇宙戦艦ヤマト (Yahoo!ショッピング)
→ 宇宙戦艦ヤマト (楽天市場)
→ 宇宙戦艦ヤマト ストア (アマゾン(Amazon.co.jp))